2006年03月14日

Jury Process

年中行事ではないが、ちょっとおもしろかったので。

アメリカと日本の司法制度の最大の相違点は、陪審制度(Jury System)の有無だ。
判決を12人の陪審員の多数決で決めるのである。
陪審制度下においては、一般市民に突然、裁判所から召喚状が来る可能性がある。
陪審員は市民の義務であり権利でもあるので、相応の理由がない限り召喚に応じなければならない。(会社からは有給がもらえることが多いらしい。)

その召喚状が、先日、なぜかわが家に届いた。
しかも、私のと夫のと二人分いっぺんに。
初めて見る陪審員召喚状。
面白かったので写真に撮ってみた。
Jury.JPG

裁判所の文書というので、もっと堅苦しいのを想像していたら、結構普通じゃありませんか。
色も使ってあるし、読みやすいし。
そして、なるほどね、と納得してしまったのは、これ。
easy going.JPG

これを見せると、裁判所までの交通費がタダになるんだそうだ。
(切り取って持って行けるようになっている。)
市民を陪審制度に巻き込むために、いろいろ努力してるんだろうな、裁判所も。

この陪審制度も、アメリカの裁判所、もしくは司法制度全体の一般市民への身近さというか、気軽さというか、そういったものを形成するのに一役買っていて、結果としてよく言われる「訴訟社会・アメリカ」なるものができ上がっているのだろうな、と実感したのだった。

一方で一般市民はこの義務&権利についてどう思っているかというと。
結構面倒くさく思っている人が多いようだ。(そりゃそうだ。最低でも2週間は拘束されるんだから。)
大学院生の友人は、試験目前の時期に召喚され、泣きそうになっていた。
健康上の理由とか、経済上の理由とか、会社が有給をくれないとか、過去3年間に陪審員を務めたことがあるとか、いろいろ免責の要件はあるようだが、なかなか認めてもらえないんじゃないかなぁ。みんなが逃げると制度自体が破綻するもんね。

ちなみに、アメリカ国民以外は陪審員になる権利はないそうだ。
この書類は「私はアメリカ国民ではありません」と書いて送り返しておいた。
そんなこと、調べてから送ってくればいいのに。
posted by ごん at 17:25| Comment(1) | TrackBack(1) | 年中行事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Tracked: 2006-03-14 23:37
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